2023年1月27日金曜日

異次元の少子化対策銘柄は一旦天井か

 まず24日に予想から-1000億円の下方修正を発表した日本電産。


 

黄色いビックリマークが決算日だが、翌日はストップ安だの日本電産ショックだの言われていたわりにはたいしたGDもなく7000円台を維持し、そこが底値となって3日間上げ続けた。

しかし、自社株買いが入っていたというのと、月足を見るとダブルトップネックライン割れからの下落トレンド、週足も下落トレンド継続、日足は大発会底値からのプチ三尊形成のようにも見え、週明けから弱くなって7000円を割るんじゃないかなあと見る。

さて本題である異次元の少子化対策銘柄。

年明け早々岸田首相が掲げた「異次元の少子化対策」で、今月は主に保育施設を運営するような企業がよく値を上げていたが、月中盤からさらに急上昇したため、「思惑相場」としてはこのへんが一旦のピークと見る。

実際、異次元の少子化対策の内容が具体的にどのようなものかわかっていないし、保育施設にどの程度の恩恵があるのかも未知数。

よって、思惑で大発会の株価の1.5~2倍くらいに膨れ上がっている銘柄などはこのへんで利益確定売りが出てもおかしくはないだろう。

また決算シーズンとなっており、他銘柄への入れ替えなんかもあろう。

日経平均もそろそろくたびれた感が出てきており、 最近好調な米株も恐怖と欲望指数では69ポイントとけっこうな楽観度合いとなっている。

相場の転換点はそう遠くはないかもしれない。

私もある異次元の少子化対策銘柄を空売っている。