2023年3月14日火曜日

日経続落、米金融破綻懸念燻る

 チャートが示唆している通り、日経は今日も大幅な続落となった。

終値ベースだと、3月9日の終値28623円から3営業日で1401円も下げた。

今日は安値で-700円安の場面もあった。

しかしまあ、チャート形状が凄まじい。まるで新興株のごとくうねりまくっている。

それでも、わりと教科書通りの値動きをしてくれているので、戦略は立てやすい。

3月9日、教科書例題1みたいな宵の明星が出現したのだから売りスタンススタンバイ。

後は気持ちよく下げてくれた。

現在、アメリカのCPIが予想通りだったとかでダウが戻し、日経先物も戻しているので、三空後ということもあり明日は戻すのだろう。

しかし、チャートを見ると、本当にもう槍ヶ岳のように美しい山頂を築いてしまっており、しかも、三空でもってアイランドトップを形成しているという恐ろしい魔城を築いてしまっている。

しかも上方に走っているのはレジスタンスラインだらけ。

これは戻せても今月に限って言えば、かなり限定的なのではないか、と思う。せいぜい27500円前後といったところだろう。

SVB破綻関連の問題もこのまま解決するとは思えない。

原因は運用比率が債券が高く、この利上げラッシュにより債券の価格が下落し、また、この銀行の利用者による取り付け騒ぎ的な動きもあった破綻に追い込まれたということだが、こういう銀行がこの先出てこないとも限らない。

いずれにせよ、楽観視できる状況ではないだろう。

そんなこともあり、今日は日経、全面安だった。

そんなんだから私のような下手糞でも、空売り持ち越しや今日前場で空売りINして後場で買い戻したりしてとかして、そこそこの利益が出せた。

でも明日は難しいだろう。明日は無理に入らず、上がってきたところを明後日、やその次の日に空売っても良さそうだ。

この懸念はなかなかしつこいんじゃないかと、私は見ている。
 

2023年3月13日月曜日

米銀SVBに続き、他2行も破綻し3連弾

先日の米銀SVBのほか、暗号資産関連企業との関係密接な銀行など他2行も破綻した。

で、すかさずFRBが預金の全額保護を発表し、それによって今回のことによるリーマンショックのような世界的金融不安には発展しないみたいな安心感を匂わせ、挙句にはバイデンまで出てきて、米議会などに銀行への規制強化を要請すると表明し、市場関係者などは、楽観とまではいかないまでも、リーマンみたいなそこまで大きな問題にはならない、むしろいい押し目になる的な意見の方が多いように思えた。

私個人的には、そんな即座に中央銀行やら大統領が動くようなことが今起きているんだと思うと、逆に不安になってしまうが。

で、日経平均は一時-500円を超えるほど下げた。

 

後場戻して下ヒゲをつけたが、引けてから先物が急落し、一時27200円台をつけるなど、センチメント的にも、数日でこの問題が払拭されるようなものではないように思える。

いずれにせよ、良い方向に進んでいないことは確かだ。また、今回の件でアメリカの利上げスピードの鈍化、もしくは利下げも期待できるといった向きもあるが、歴史を振り返れば、利上げ局面から利下げに転じた局面で大きなショックに見舞われてきているという歴史がある。

とはいえ、人間もアホじゃないので、同じ失敗は繰り返さないように回避策を打つ。たとえば今回のように即座にFRBが預金の全額保護を発表など。

しかし、 歴史は繰り返さないが、韻を踏む、とも言う。結局我々は、因果律からは逃れられないのかもしれない。

2023年3月10日金曜日

米銀SVBが経営破綻、米当局発表 リーマン危機後で最大

 まずは8日のアメリカ市場で米銀SVB株が60%安、リスク回避で米株全体も下落して、それを受けて9日の東京市場も479円下げた。前日の高値が教科書に載せられるほどのパーフェクトな宵の明星となった。

とどのつまりそれだけ来週は厳しい展開になるということだ。

 

 

10日のザラ場中もダウ先物はずっと下げ続けていたので、これはただ事ではないと思った。

ダウ先物5分足

 

このまま今夜もアメリカが下げ続ければ、さすがに只事では済まされないと思ったので、最近戻しつつあった数千株あったタムラ製作所をすべて決済した。

これから上がりそうなチャート形状だったので少し躊躇したが、ここで持ち越し暴落は致命傷になりかねないので決断した。数千円の微益。

で、本日SVBの破綻のニュースが報じられ、日経先物も27734円まで売られた。

その前日の日経先物の高値から1000円くらいマイナスとなった。


 


1月中旬から2月末までずっとGreedだった恐怖と欲望指数もここにきて一気に下がり、もっとも恐怖のExtreme Fearに転落。


 






 

私は昨日たまたま本業が休みで、1日中相場に張り付いていたが、もし仕事でろくに相場を見ていなかったらこの変調には気がついていなかっただろう。

週明けに世界で最初に開ける市場が東京なので、おそらく全面安スタートとなるだろう。

 そこからどれだけ調整するか。直近が急ピッチの高値追いだったので、その反動で来週26000円台があってもおかしくない。

3月3日と翌営業日である6日は28000円を超えるようにしてGUしているので、同じように週明けこれをGDで28000円をまたぐとなると、かなり強烈なアイランドトップリバーサルチャートの完成となる(しかも見事な宵の明星付き)。

 チャート的に見ても材料的インパクトで見ても、今年大発会でつけた25661円を試しにいくのではないかと思っている。

奇しくも今日は3月11日。市場にも大津波の予兆が見えている。


 



2023年3月9日木曜日

日経がとにかく強い。強いが明日はメジャーSQ

 日経がとにかく強い。NYダウが下がっても強い。27500円を超えてからとにかく強い。いや、正確には植田氏の所信聴取があった日から強い。


 

植田氏の所信聴取の前日、長めの陰線が出て、かなり強めの売りシグナルが点灯したが、そういう強烈なシグナルがダマシとなって逆にいった相場というのはとてつもなく強いものだということをあらためて実感した。わずか10営業日で1500円上昇した。

私もこの日、躊躇しつつも日経を空売らなかったことを少し悔やんだが、結果的にはその躊躇が正解だった。

まあ逆にいけばそれなりに強く、28000円はタッチするだろうと思ったが、まさか28600円までスルスルと上昇するとは思っていなかった。

ではなぜこんなに上昇したかと言えば、 植田氏の所信聴取まで、もしくは27500円までの空売り勢による買戻しと、明日のメジャーSQめがけての海外勢の相場誘導だろう。

そういったことは年に何回かあるが、それは主に下げさせてSQ値とすることが多く、上げてやるのはなかなか珍しい。

ただ、それがキマるとSQ日を境に巻き戻しが起きて、相場は逆方向にいきやすいので、明日以降は少し警戒した方がよいかもしれない。

また、先月から市場界隈を賑わせたchatGPT関連だが、先月時点ではそれに関連するような銘柄は数えるほどしかなかったが、ここにきて色々な企業が、chatGPTを活用して云々だとか、chatGPTを導入した云々の開発だの実験をやるみたいなIRがあちこちから出てきて、資金が分散されつつあるのと、市場関係者の間ではすでにもうchatGPTはどんなものかというのが知れ渡ってしまったため、このへんで一旦はchatGPTバブルは終息かな、という気がする。

でももちろん、この技術は画期的だし、今後も話題には事欠かないと思うので、引き続き注目はしていきたい。

2023年3月4日土曜日

日経、+428円引けの27927円で28000円に迫る

 先週末の3月3日はまた米国の利上げ観測弱体化による米株大幅高により、日経も朝から強く、GUからの大陽線という強い動きとなった。


 このブログでも書いたが、結局2月22日の368円の下げがダマシとなり、虚を突かれてワンチャン28000円まで噴き上がったというかたちになった。

こういうのはダマシによる空売りの買戻しが大量に入るため、動物でも高くジャンプする前はいったん屈伸するように、 一気にトレンドが傾く可能性が高い。


 

 これは日足レベルで三角保ち合いを上放れた形になり、もう少し長いスパンで見ても、このレジスタンスラインの後ろ延長線上にある昨年8月17日の高値29222円からのレジスタンスを大陽線で抜く非常に強いかたちとなっている。


ただ週足で見ると、2021年9月17日の高値である30795円(菅元総理退陣バブル)からのレジスタンスラインは抜けきれておらず、おそらく28500円あたりに次の壁があるように思える。

それを抜けてくると、30000円が見えてくるのかなという感じ。


一方、引けてから先物がさらに上がり、28200円まであったので、週明けは28000円台からのスタートとなりそう。

 

 

恐怖と欲望指数も、一時はずっと70以上に張り付いていて、これで2月末にロシアが大きく動いたりしたらヤバいんじゃないのか、と思われたが、ここにきて50近くまで下げてきており、まあ悪くはない状況。


 

結局2月の日経平均は、表面的にはアメリカの金利云々というのはあったが、根底で燻っていたのは、次期日銀総裁問題とロシアウクライナ問題、それに付随して気球云々の米中問題があった。

そのへんがとりあえず一旦はひと段落したということで上放れたと思われる。

今後の焦点は3月9日、10日に開催される日銀決定会合ということになり、黒田総裁最後のそれとなるが、次期総裁候補の植田氏の先日の所信表明からしても、ここでその所信表明の内容を覆すようなサプライズは、いくら黒田さんとはいえやってこないだろうというのが大方のコンセンサスとなっている。

ただ、サプライズ好きな黒田さんゆえ、なにもしてこないとも言い切れないのが恐いところでもある。例えば昨年12月に続いての長期金利の変動幅の上限を上げるとか、イールドカーブコントロールの撤廃だとか。

そう考えると今週はなかなか神経質な動きになりそうだ。